インプラント

インプラント治療後に食事の味が変わることはありますか?

インプラント治療後に食事の味が変わることはありますか

インプラント後に食事をしたときに、食事の味が変わったり感じられなくなったらガッカリだと思います。インプラントでは基本的に食事の味が変わることはありませんが、噛み心地は多少変わることがありますので、ご説明します。

インプラントの構造について

インプラントの構造

インプラントは人工の歯根をもっており、骨にしっかりと固定されているので安定していて良く噛めます。この人工歯根を持っているという構造上のメリットが、噛む力において入れ歯やブリッジとは一線を画しています。

インプラントは一般的に3つの部位から出来ています。

1.インプラント体(人工歯根)

インプラント体は骨に埋め込まれて歯根の代わりになる部分です。チタンで出来ており、ネジのような形をしています。メーカーによってネジの形状や太さや長さに違いがあります。

2.アバットメント

人工歯根と上に被せる上部構造を連結するためのパーツです。アバットメントがなく、人工歯根に直接上部構造を取り付けるワンピースタイプのインプラントもありますが、現在殆どの症例で使用されているのはアバットメントで人工歯根と上部構造を連結するタイプです。

3.上部構造(被せ物)

上部構造は歯茎の上に出る人工の歯の部分です。インプラント体とアバットメントは歯茎の中に隠れますので、インプラント治療後に目に見えるのは上部構造のみです。

上部構造を取り付ける方法は2つあります。ネジ(スクリュー)を使用する方法と、セメントで接着する方法です。どちらも患者さん自身での取り外しは出来ません。患者さんの症例に応じてどちらのタイプが最適かを決定します。

天然歯とインプラントで味の違いは起こらない

天然歯で美味しく食事が出来ていたのが、インプラントにした途端に味が変わってしまったら、と不安になる方もおられると思いますが、インプラントで味が変わることはありませんので、ご安心ください。

上顎の入れ歯は口蓋を樹脂で大きく覆ってしまう場合がありますので、食べ物の温度や味を感じにくくなることがありますが、インプラントではそのようなことは起こりません。

インプラントと天然歯では噛み心地がやや変わる

食事

インプラントは良く噛めるのですが、天然歯よりも強く噛むことが出来ます。それには、天然歯と歯槽骨の間にある歯根膜の役割が関係しています。歯根膜は薄い繊維状の組織で、物を噛むときのクッションの役割をしています。更に、歯根膜は食べ物が口に入った時にどの程度の強さで噛むかを振動によって脳に伝え、噛むときの力加減のコントロールを行っています。

歯根膜は抜歯と共に失われてしまいますので、インプラントは歯根膜をもちません。そのため僅かな力加減の調整が出来ず、硬いものもやわらかいものも同じように噛んでしまうのです。

強く噛みすぎると歯肉や噛む合う相手の歯に負担がかかりますので、食べ物によって噛み方を変えるように少しずつ慣れていかなければなりません。このように、インプラントは食事の味の感じ方は変わりませんが、天然歯と比べると噛み心地が少し変わります。

まとめ

噛んだ時の強さによる僅かな違和感には、次第に慣れていくことが出来ます。毎日インプラントの歯を使って食事をすることで、インプラントでは噛むときの力の強弱の調整を周囲の筋肉や骨によって自然に行うようになっていきます。どうしても違和感がある場合は、噛み合わせが良くないか、上部構造の高さの調整が必要かもしれません。

梅田茶屋町クローバー歯科・矯正歯科

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