歯と口のトラブル

歯ぎしりしてると言われましたがどうしたらいい?

歯ぎしりしてると言われましたがどうしたらいい?

歯ぎしりは、他の人から歯ぎしりをしていると指摘されて気づく方が大半です。歯ぎしりの直接的な原因ははっきりしませんが、ストレスが原因ともいわれます。歯をすり減らしたりダメにしないためにはどうしたらいいのか、ご説明します。

話さない時や寝ている時の上下の歯はどうなっている?

女性の横顔

通常、人と話していない時や寝ている時の上下の歯の間には少し隙間があり、歯に全くストレスがかかっていません。これを「安静位空隙(あんせいいくうげき)」といい、歯や歯ぐきには力がかかっておらず、組織を休ませている状態です。

しかし、噛みしめや食いしばりのある人は、日常的に上下の歯が接触して互いに力がかかっている時間が長い状態にあります。歯に力がかかっている時間が長ければ長いほど、歯にはダメージがあります。

上下の歯がくっついている時間は、噛みしめや食いしばりのない方は1日に僅か15分程度です。しかし眠っている時に噛みしめや食いしばりが無意識下で起こってしまうと、6時間以上もの時間、歯と歯茎に力をかけていることになります。

そのため歯がすり減ったり、すり減りによって歯に痛みが出たりという症状が出てきます。

歯ぎしりを続けるとどうなるの?

歯ぎしり

なぜ歯ぎしりをするのか、残念ながら詳しい原因はわかっていません。はっきりした原因がわからないため、どうしたらやめることが出来るのかも、絶対的な方法はありません。
しかし、歯ぎしりに対して何も対策を行わずにそのまま放っておくと、詰め物や被せ物がすり減ったり摩耗する原因になり、その結果欠けたり外れたりする頻度が増えて、その結果歯の再治療の回数も増えることになります。

奥歯は歯同士が真っ直ぐに噛み合う力は強いのですが、横揺れには大変弱いです。歯ぎしりは歯が横揺れしますので、奥歯に伝わると奥歯がグラグラ揺れたり割れたりすることになります。

3パターンの歯ぎしりについて

歯ぎしりや食いしばりは、自覚症状がない人も多くおられます。寝ている間に歯ぎしりでギリギリと音を立てていると家族が気づくこともありますが、家族がいても一人で自室で寝ている場合や、一人暮らしの場合はなかなか気づけません。

また、寝ているときだけでなく、仕事に集中したり、テレビに集中したりしているときに歯を無意識のうちに噛みしめたり食いしばるような癖のある方もおられます。

ギリギリと音を立てる「グラインディング(歯ぎしり)」

上下の歯を噛みしめながら横に擦り合わせる歯ぎしりをグラインディングといいます。歯がこすれ合う時にお互いに削られて、すり減ってしまいます。歯の詰め物や被せ物が取れたり割れたりする、歯に最もダメージを与える歯ぎしりです。

ぐっと噛みしめる「クレンチング(食いしばり)」

上下の歯だけでなく、噛みしめるための筋肉にも強い力を入れてぐっと噛みしめるのがクレンチングです。力を入れて噛みしめるのが癖になってしまっていて、重いものを持つときのような食いしばりが起こっている状態です。

グラインディングのようにギリギリと音は出ないのですが、常時顎に力が入っています。

カチカチと音が鳴る「タッピング」

上下の歯同士がぶつかってカチカチと音がするのがタッピングという歯ぎしりです。

タッピングが該当する方はグラインディング、クレンチングと比べると少ないものの、音が鳴りますので意外と目立ちます。歯ぎしりや噛みしめ・食いしばりは無意識で行いますので、人から言われて気づくこともあります。

歯ぎしりの歯への影響をマウスピースで緩和できる?

ナイトガード

歯ぎしりや噛みしめのある方には、ナイトガードを呼ばれるマウスピースを夜の間噛んで頂くことで、歯ぎしりや噛みしめ・食いしばりによる歯へのダメージを緩和します。

ナイトガードは保険適用で歯科医院で作ることが出来ます。毎晩ナイトガードをはめて寝ていただくと、次第にナイトガードが摩耗してくるのがおわかりになると思います。ナイトガードを使用する前歯、それだけの強い力がダイレクトに歯にかかっていたというわけです。歯ぎしりによってかかる強い力をマウスピースが受け止めてくれているのです。

しかし、ナイトガードは歯ぎしりによる歯への影響を緩和する役割なので、歯ぎしり自体を止める効果はありません。

歯ぎしりをやめるには?

リラックスのイメージ

歯ぎしりの直接的な原因は解明されていません。飲食や喫煙、ストレスなどが歯ぎしりを起こす要因になると考えられていますので、お心当たりのある方は、規則正しい食生活や、禁煙、ストレスの発散などを心がけましょう。

また、詰め物・被せ物の高さが合っていなかったり、歯並びが悪いために歯がしっかりと噛みあわず、バランスをとるために無意識で歯ぎしりが起こっていることがあります。その場合は噛み合わせや詰め物・被せ物の治療となります。

日常的に歯を噛みしめる癖のある方は、なるべく噛みしめを行わないようにリラックスを心がけ、顎関節の周囲を軽くマッサージして力を抜くようにしましょう。

まとめ

寝ている時に歯ぎしり

歯ぎしりや噛みしめ・食いしばりを続けると、詰め物・被せ物などの補綴物を破損したり、歯が割れることもあります。歯が横揺れをおこすことが原因で歯を失うことにも繋がりますので、歯科で相談しながら適切な対処をしていきましょう。

梅田茶屋町クローバー歯科

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