
審美歯科の選び方はどうすれば良いのか、お悩みの方もおられるでしょう。今日は審美歯科の選び方、選ぶ時のポイントについてご紹介いたします。
審美歯科とは
歯科医院が医療として提供を行うのは、口腔内の感染予防と治療、歯や歯茎を健康的に保つことです。
- 食べ物を食べること
- 人と話をすること
これらは日常生活において、大切なポイントです。ただ、歯医者さんという言葉はよく知っていても、審美歯科と言われるとピンとこないかもしれません。顔の見た目を変える美容整形というイメージがある方もおられますが、それは間違いです。
お口や歯の機能の改善を目指します。
- 虫歯や歯周病の治癒
- 噛み合わせや不正咬合を治して正しく咀嚼できるようにする
お口や歯の全体的な美しさを目指して行う治療の方法です。
- 虫歯治療の際に保険適用の銀合金や樹脂で行わず、白くて美しい歯にする
- セラミックで歯並びやスマイルラインを整える
審美歯科の治療の流れ
では、審美歯科とは、どのように治療を行うでしょうか。審美歯科の治療の流れをご案内します。
- 無料カウンセリングで歯科医師やスタッフにお悩みを相談する
- お口の中の状態を確認し精密検査を行い、セラミック治療が可能か確認する
- セラミックの治療計画や費用を医院が説明する
- 患者様が納得すれば、セラミック治療を開始する
- 歯を削る処置をした後に、クラウン(被せ物)を被せる
歯を削った際に痛みが出るケースでは、痛みを取り除く治療を先に行います。そのため、治療計画よりも時間や通院回数、治療の期間が延びる可能性があります。
歯科の選び方はどうすれば良い?
自宅や通勤先の近くで歯科を選びたいという方もおらえるでしょう。では、審美歯科を選択する際に、具体的にどのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。
カウンセリングを重要視している
初診の際に、カウンセリングのみを行う歯医者さんを選びましょう。お口の状態がどのようなものか、きちんと診療してくれるクリニックが望ましいです。
- 問診
- レントゲン写真
- むし歯や歯周病などにお口が感染していないかチェック
- 治療計画(保険診療と自由診療の違い・保証期間・起こりうるリスク・メインテナンスが必要な理由)をドクターが説明し、患者様が納得すること
セラミックの種類が多い
様々なセラミックの種類を取り揃えている医院は選択肢も多くなります。
- オールセラミック
- ジルコニアセラミック
- セレッククラウン
- ラミネートべニア
- セラミックインレー
- オールセラミック
歯科技工士がセラミック100%の材料より作製する歯のため費用は高いが、見た目の美しさ、前歯でもおすすめできる - ジルコニアセラミック
歯科技工士が人工ダイヤモンドと呼ばれるジルコニアで作製する歯のため、噛み合わせなどの強度と美しさを兼ね備え奥歯に使用できる - セレッククラウン
機械がセラミックブロックを削りだし作製する歯のため、人が作製する歯より審美面では劣るが費用は安い - ラミネートべニア
つけ爪のように歯の表面のみを削り、薄いセラミックを歯に接着する
それぞれのセラミックにはメリット・デメリットがあり、大きく異なります。患者様のご希望に沿うセラミックを選びましょう。
歯科医師の技術や医院の設備が良い
- 衛生管理が徹底されているクリニックであること
- 洗浄機や滅菌機、レントゲン施設など環境が整っていること
これらは医院として前提条件です。そのうえで、歯科医師の技術がしっかりと伴っている医院にしましょう。
- 不安や疑問については、きちんと対処してから治療に当たる
- 歯科医師が多くの症例を行い、経験も豊富である
- 患者様の天然の歯の色に合わせる技術を持つ
- ドクターが歯を削り過ぎない
- 治療中の仮歯も装着してくれる
- 最新の機器を使用し、患者様に負担を減らす努力をする
まとめ

セラミックは自費での治療になるため、それぞれの医院の考え方や対応も異なります。ご自身が足を運び、医院の方針が合うかどうかなど確認を行いましょう。カウンセリングやインフォームドコンセント、メンテナンスを重要視するクリニックは、患者様のご希望やお悩みに寄り添い、歯を長く健康に保てるようにと考えている医院が多いです。審美歯科を選ぶ際のポイントとお考えください。